給水の管理
 
安全第一・配管材料はステンレス配管が一番

給水の管理とか言ってもサー、タマチャンの場合は食事係にまかせっきりなのよ。管理ってなにをするのか勉強しようと思ったらさー、戸建住宅の場合は集合住宅と違って、ほとんどが水道直結方式なので、受水槽の管理とか、高架水槽の点検とかの必要はないんだって。だから勉強しないでもいいみたい。

でもサー、おじいちゃんの家では水道管がサビて、水が出にくくなったとか、しばらく留守にした時赤い水が出るとかいってたよネー。赤い水は飲みたくないよね。赤を飲むなら、カベルネソービニヨンが一番よってTVできれいなお姉さんが言ってたけどね、関係ないか。  赤い水って、これって管理の問題? どうやって管理すれば良いのよ? 年とってサー、年金で暮らしている人が 「サビですね。ひどいなー、配管の寿命ですね。取り替えるしかないですね。」 とか言われてもさー、こまっちゃうよね。だってさー、配管って見えないしさー、床下にもぐってみても管の中は見えないよね。解らないうちに寿命ですって言われても簡単には取替えられないよね。家の寿命が60年になったって、配管が20〜30年しかもたないんじゃダメじゃん。 何か方法を考えなくっちゃいけないよね。 皆さんは考えてますか?

タマチャン探したよ。いい方法が見つかりました。 「樹脂可とう管によるサヤ管方式」 って言うのがあるんだって。ビルやマンションの工事では割と前から使用されていたんだって。電気の配線を通すために使用しているプラスチックのフレキシブル管(ある程度自由に曲がる管)と同じようなものを、あらかじめ配管して、その中に樹脂の水道管を通すんだって。その管は水道の本管へと繋がっている 「ヘッダー」と呼ばれる分岐装置につなげるんだって。水の出る器具のところは、全てヘッダーからサヤ管の中を通ってタコ足のように分配されているんだって。だから、どこかの配管に不都合が生じ取替えるときは、器具をはずしてヘッダーのところから引っ張りぬけば新しい配管と取り替えれるんだって。スゴイヨネ! この方式が水道直結の場合も認められて、戸建住宅でも使用できるようになったんだって。受水槽を設けて屋内に給水する方式の場合は、水道局の管理範囲ではないので比較的規制がゆるいんだけど、直結の場合は、断水時やトラブルのあった時に、家屋内の水が水道本管に逆流してしまう事が考えられるんで、厳しい規制があり、水道局の検査に合格した器具しか使用できなかったんだって。それが使えるようになったんだから、良かったヨネ。 ネー ボス、うちの配管もサヤ管方式にしようよ。 

築9年の住宅の給水管

鋼管内部がここまでサビている

築16年の住宅の給水管  (カットした内部)

塩ビライニング鋼管なのにここまでサビている

築7年の住宅の給湯管

銅管を使用しているが緑青と呼ばれる腐食が発生、虫食い状の穴があいている

こんなにサビているのでは、リサイクルもできない

                                               写真は全て 潟xネックス の提供です。

 

タマチャン勉強してるね。そうだよね、今、うちの現場でも本当に良い物かどうか使用しているんだよ。確かに、施工のしやすさは格段に進歩した感じだし、ほかの配管方法と比較して保温工事がとっても簡単だね。ただ思ったほど安くはないんだよね。みんなが使うようになって材料費がもっと安くなればいいよね。

それにね、サヤ管の中の配管は交換できるけど、給水栓の位置を変更したいときなんかは、サヤ管ごと移動して、場合によっては中の管まで取替えなければならないんだよ。だったら、建物と同じ耐久性のある配管のほうが取り替えなくてもよくていいよね。それと問題はないと言われているけど、給湯管がプラスチックというのが個人的にはいやだね。

そしたらどうするのさ、サビなくてお湯や水の配管にも使えて100年も使えるものなんてあるの?

あるんだよ。うちでは2000年から新築住宅ではステンレスの配管にしているんだ。ステンレスはとても安定した性質の材料なのでサビの心配はほとんどないし、衛生面で注意が必要なところで使用される容器はほとんどがステンレスだよね。ステンレスの材料そのものは、半永久的だし、リサイクルできるし、優等生だよね。

でもサー、そんなにいいものなら高いんでしょ。それにサー、工事の人が大変じゃないの?

それがね、ネジを切ったり、ハンダで付けたりと熟練しないと漏水事故に繋がるような難しい接合方法ではなく、基本を勉強すれば誰にでも出来る簡単なシステムがあるんだよ。

へー、それならいいか、最初はサー、どこも壊さずに配管が取り替えられるなんて、すごいナーって思ったけど、良く考えたら、何で取り替えるのかって、取り替えないで済むんだったらそれのほうがずーっといいにきまってるじゃん。取り替えないで済むということは、ライフサイクルコストが安いということだし、リサイクルも可能となれ、言うことなしだよネー。これで決まりだね。ところで、お湯の配管も出来るんでしょ。

当然できるよ。継ぎ手に使用しているシールパッキンも、114℃までの温度なら、100年以上の寿命があるんだって。それにね、外部の地中配管にもサビないから使用できるから、塩ビニール管(塩ビ管)を使わないですむよね。そうすれば、塩ビから出る環境ホルモンのことも心配しないで良いし、もともと、水道局は本管からの取り出し管はステンレスにしているんだ。昔は鉛管だったんだよ、怖いよね。本管からメーターまではほとんどの家がステンレスに変わっているから、メーター以降の個人で管理が必要な部分の配管をステンレスで工事をすれば、もうほとんど器具以外のところでは、管理が必要ないって事だし、接合強度もネジ式よりは強いし、特殊な加工した管を部分的に使用すれば、地震で建物が揺れても継ぎ手に無理な力を掛けないで済むし、良い事尽くめなんだよ。

そんなに良いものなら高いんでしょ。

それがいままでのネジ接合と比べてもそんなに高くはないんだよ。給湯管はほとんどが銅管を使用しているけどハンダ付けの継ぎ手は心配だし、条件が悪くて「緑青」という有毒なサビが発生することもあるんだって、給水、給湯の両方をステンレス管にして、水道直結にすれば、管理の心配ゼロ、工事費も変わらないないから絶対お徳、ということだね。

工事費が変わらないなら、心配のないのが一番だね。                                下の写真は、当社の施工例です。

ステンレス配管の施工例

給湯・給水ともにステンレス管を使用。メンテナンスの事を考え、基礎の上を

露出配管としている。このあと、保温工事を行う。

基礎の上に置かれている黒いものは、基礎パッキンといい、土台と基礎コンクリート

の間に挟み、床下の換気のための隙間を確保し、土台にコンクリートの湿気が移

らないようにする役目の部材

       さや管方式のヘッダーと呼ばれる分岐部分

       赤い管が、給湯配管。青い管が給水配管。

       お湯が3箇所に分配されている。水は5箇所に分配されている。

       銀色と白の管は、計画換気のダクトです。

ステンレス配管の詳しいことは:http://www.benex-corp.com/molco/index.html